村上春樹はなぜノーベル文学賞を獲れないのか?

2014年のノーベル文学賞はフランス人作家のパトリック・モディアノが獲得しました。毎年のように下馬評にあがる村上春樹は今年度も受賞をのがしたことになります。村上春樹は多くの作品が翻訳され、世界中に愛読者がいます。知名度の高さから毎年のようにノーベル文学賞の候補にあがります。ある年は産経新聞が「村上春樹が受賞」と大誤報を打ってしまったこともあります。これだけ期待が高いのに、村上春樹はなぜノーベル文学賞を獲れないのでしょうか?


大陸を持ちまわる

ノーベル文学賞の受賞作家は、各大陸を持ちまわるように受賞者が出ていると言われています。アジア圏の作家では、2012年に中国の莫言が受賞しています。そのため、アジア圏からの作家は当分出ないのではないかと言われています。

春樹には政治性がない?

ノーベル文学賞に選ばれる作家は、自らの生まれ育った土地や、民族的アイデンティティといったものを強く持っている作家が多くいます。母国語で書くのか、あるいは現在暮らしている場所の言語で書くのかといったことも重視されます。

村上春樹の小説はアメリカの現代小説に強い影響を受けています。実際デビュー作はすべて英語で書いたものを、自ら日本語に翻訳したという話もあるほどです。そのぶん翻訳しやすい文体であり、世界各地で出版されているとも言われています。しかし高い人気を獲得している分、強い個性や、政治性といったものが希薄であると指摘されています。

そういった点が、ノーベル文学賞の評価軸にハマらないとも言われています。

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参考記事

「ノーベル文学賞候補になった日本人たち」の詳細を調べる

    
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