ノーベル賞のノーベルはどんな人?

ノーベル賞の受賞者が続々と発表されています。ノーベル賞とは、アルフレッド・ベルンハルド・ノーベルの人名から取られたものです。ノーベルとはどのような人物だったのでしょうか?


青年実業家

アルフレッド・ノーベルは、19世紀末の1833年にスウェーデンのストックホルムで生まれます。日本だと、ちょうど文政年間にあたり江戸時代の後期になります。

ノーベルは建築家の息子として生まれ、工学や爆発物の知識を父親から教わります。父親は機雷の製造などを手がけていたようです。ノーベルも父のあとを継ぎ、多くの発明を手がけるようになります。その一つがダイナマイトでした。

安全な爆薬

ダイナマイトは当時、鉱山で使われていた弾薬で爆発事故が相次いだため、作業員の安全を確保する商品として開発されました。ダイナマイト開発の途中で起きた爆発事故では、弟と失い、ノーベル自身も大怪我を追っています。

採掘や土木工事などでダイナマイトは普及しノーベルは大富豪となります。しかし、ダイナマイトの爆発力の強さは別の用途にも使われるようになります。近代的な戦争が始まるようになると殺傷能力の高いダイナマイトは武器として使われるようになります。このことにノーベル自身は深く失望していたといわれています。

平和と科学の発展に貢献

そこで莫大な遺産を、世界の平和と科学の発展に貢献した人物に与えて欲しいということでノーベル賞が始まりました。

理科系の各賞ともに平和賞があるのはそのためです。

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