ノーベル賞の単独受賞と、複数受賞の違い【青色発光ダイオードの件について】

2014年のノーベル物理学賞を日本人3名が受賞しました。青色発光ダイオードを開発した、名城大学の赤崎勇終身名誉教授と、名古屋大学の天野浩教授、カリフォルニア大学サンタバーバラ校の中村修二教授です。


青色発光ダイオードの難しさ

発光ダイオードは光の三原色のうち、赤色と緑色はできていましたが青色の開発が技術的に困難といわれていました。しかし、赤崎教授と教え子である天野教授が開発に成功し、それを実用化、商業化ベースまで高めたのが中村教授ということで評価されたのです。

光の三原色がそろうことで、あらゆる色を作り出すことができるようになりました。青色発光ダイオードをめぐっては、当時会社員であった中村教授が、開発に成功し会社に莫大な利益を与えたものの報奨金がわずか2万円であったことから裁判となったことでも話題となりました。

天野教授は外れていた?

事前の下馬評では中村教授の単独受賞という話も取りざたされていましたが、やはり基礎を作り上げた赤崎教授の受賞も含まれました。当初は、天野教授の受賞は想定になかったともいわれています。そのため当人も飛行機でフランスへ出張しており、連絡がつかないというハプニングも生じました。

賞金は分割

ある業績で複数名の受賞が決まるというのはよくある例です。そうした場合は、賞金は人数で分割されることになっています。賞金の金額は約1億2千万円ほどです。

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