ノーベル平和賞で注目「識字率」の基準とは?

2014年度のノーベル平和賞はパキスタンの女性人権活動家マララ・ユスフザイさんに決まりました。わずか17歳にしての受賞はノーベル賞史上最年少の快挙です。

マララさんは女性の教育機会を設けることと、識字率向上を訴えています。日本では文字の読み書きはできて同然という環境にありますが、これは学校へ行き教育を受けることによって獲得した能力です。学校が無くとも、自分たちの周りにいる両親や兄弟、あるいは親戚の人、近所の人から文字の読み書きを教わることができます。それを可能としているのは、その人たちが学校へ行き教育を受けたことによるものです。

世界には教育を受ける機会がなく、文字の読み書きができない人たちが沢山いるのです。マララさんの訴えが切実なものであることがわかります。


識字率の調査法はあいまい

この識字率は文字の読み書きができる能力と解釈されます。しかし識字率の調査というのは、とてもあいまいです。例えば昔の人がどれだけ文字の読み書きができていたかという調査では、自分の名前が書けるか、数字を1から10までその国の言葉で書けるかといったことが行われていました。

名前や数字の読み書きの先にある、文章を組み立てられるか、長い文章を書けるか、あるいは小説などの物語を理解できるかといった部分は未知数です。ロシアの文豪である、ドストエフスキーが活躍した時代は、9割が文字の読み書きができなかったという話もあります。

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