セシウムやウランは恐ろしいもの?あなたは元素の本当の姿を知っていますか

原子力発電所の事故以来、セシウムやストロンチウムといった単語をよく耳にするようになりました。恐ろしいというイメージが先行していますが、皆さんはそれらの本当の姿を見たことがありますか。固体なのか液体なのか、普段はどのように使われているのか。その疑問を解決してくれるのが「世界一美しい元素図鑑」です。今回は普段あまり目にしない元素の世界を少しだけ紹介します。


■ウランの恐ろしさと美しさ

劣化ウラン弾に核兵器、原子炉燃料ペレットはウランを語る上で避けて通れない単語です。このことからもわかるように、ウランはとても恐ろしい元素のように考えられています。しかし、ガラスに着色料としてのウランを混ぜたウランガラスは鮮やかな蛍光色に輝き、その美しさでコレクションとしての人気があります。元素には様々な顔があるのです。
 

■ストロンチウムは死の灰か

死の灰との別名を持ち、原発事故後の降下物である同位体ストロンチウム90のおかげで、ストロンチウムはすっかり悪役になってしまいました。ですが、普通のストロンチウムに放射能はありません。悪役にするのはまったくのお門違いなのです。しかしながら残念なことに、普通のストロンチウムにこれといって一般的に知られた用途はありません。これが汚名を払拭できない一因でもあります。
 
私たちは誰でもいつか死に絶え、分解されれば元素に帰ります。元素は万物の基礎。時には恐ろしく、時には美しくもある元素たち。毒になるか薬になるかは、人間の使い方次第です。この「世界で一番美しい元素図鑑」を眺めて、善でも悪でもない元素のあるがままの姿や、それらが息づく世界をのぞいてみてはいかがでしょうか。
 
 

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