あなたのお陰で私達がいる! 火を見つけた方に讃歌を贈りたい!

焼肉を食べるときには火が、コーヒーを飲むにも火が、タバコを吸うにも火が必要な現代社会。今や当たり前に使うようになった火ですが、突然、火がなくなってしまった世界を想像できるでしょうか。今回は私たちが生活する上、絶対に欠くことができない「火」について調べました。


■火にまつわる諸説

1. 火が頭を良くした!

陸はネコ、イヌ、海はサメ、クジラ、空はワシ、タカなどなど、他の動物はナマモノを食べてもお腹を壊しません。その一方、人間はナマモノを食べ過ぎるとお腹を壊してしまいます。

他の動物はナマモノを食べることができる一方、それに見合ったことをしなければいけません。それは、食べたものを細かく噛み砕いて消化しやすくする作業、いわゆる咀嚼(そしゃく)です。なんと、チンパンジーは咀嚼のために一日あたり6時間も費やします。つまりナマモノを消化するには非常にエネルギーを使わなければならないのです。

火を用いることで消化されやすい形で栄養を取ることができる人間は、チンパンジーたちが咀嚼に使っていたエネルギーをどこに使っていたのでしょうか。それは、脳です。人間とその他の動物を分けるものに、脳の大きさがあると思います。その脳の大きさというのは、火を扱うことができるか否かで決まったと言っても良いのです。

2. 火が家族を生み出した!

火を扱うことができるようになり、頭が良くなったり、エネルギー利用の効率化が起こりました。そして、狩猟がより活発化し、より多くの食料を得ることができるようになりました。その結果、何が起こったのかというと、家族の発生です。

自給自足生活も初期段階では、得た食物をその場で食べるという個人レベルの自給自足を行なっていました。しかし、火があることで狩猟に割ける時間が増え、個人レベルの自給自足を終わらせ、家族単位の食生活、男女の分担といった文化が発生しました。

今回はちょっと変わった火の効果を紹介しました。身近なものこそ、ちょっと調べると興味深い話が出てきそう。調べていく内に意外な関係性が見えてくるかもしれません。

「火の賜物―ヒトは料理で進化した(リチャード・ランガム)」の詳細を調べる

    
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