文化人の一日を知る

文化人の人気コンテンツのひとつとして日記があります。どういう人に会い、どういう話をしたのか、あるいは何もしていない日はどんな風に過ごしているのか。そういった興味が浮かび上がってくることはあるでしょう。


昼と夜の姿

坪内祐三による『昼夜日記』(本の雑誌社)は、『本の雑誌』に連載された「坪内祐三の読書日記」に『小説現代』連載の「酒中日記」が合体したものです。同じページの上段に昼の姿が描かれた読書日記、下段に夜の姿が描かれた「酒中日記」が配置されており、一日の動きがひと目でわかるようになっています。

どういった姿がある?

坪内祐三は評論家としての肩書のほかに大学講師、元編集者といった一面があります。さらには古本好きとして知られ、さまざまな書店に顔を出していますね。もっとも彼を形容するのにふさわしいフレーズとしては物書きがあるでしょう。さらに、坪内祐三は酒好きとして知られ毎日のように飲み歩いています。特に新宿をフィールドとし、定期的に巡回する酒場もあります。そこで出会う人々、編集者やほかの作家たちの交遊録も見ものです。さらに、もうひとつの裏テーマというべきものですが、坪内祐三はかなり好き嫌いが激しい人でもあります。その様子もはっきりと書いているので、嫌いな人と酒場でバッティングした時の様子なども、面白く記されています。まさに文化人の日常が立ち上がってくる書物だと言えるでしょう。

    
コメント