ヒッピー文化を考える

かつてヒッピーと呼ばれる人たちがいました。社会の既存の権威や体制にノーを唱えて、自由な生き方を選択した人たちです。髪を伸ばして、サイケデリックと呼ばれる派手な色の衣装などが特徴的でしょう。そこにおいては既存の資本主義や、物質文明に対するアンチの姿勢がありました。

時代遅れ?

このヒッピー的な生き方というのは今はすたれてしまったのかといえばそうではありません。それは、スタイルとしては消えたように見えても、ヒッピーとしての自由を求める思想は息づいているといえるでしょう。特にコンピューター文化の源流というのは、アメリカの西海岸のカリフォルニアンイデオロギーと呼ばれるものがそこにはあります。そうしたヒッピー文化をとらえなおすにあたって、注目したい本として『Spectator』(エディトリアル・デパートメント編集、幻冬舎発行 )44号の「ヒッピーの教科書」があります。

何が記されている?

本書ではどういったものが取り上げられているのでしょうか。この雑誌自体がヒッピーカルチャーの影響を受けて創刊されたものでありますので、それをあらためて問い直す本でもあるといえるでしょう。ヒッピーとはそもそも何か、さらに影響がどのように与えられていったのかが検証されています。あの時代をふりかえるような懐かし系の特集ではなく、現在に生きるヒッピーカルチャーを知るのに最適な一冊であり、入門書としてもおすすめです。