新人類とは何か?

現在は、新しい世代の若者を指す言葉としては「ゆとり」といったフレーズが使われています。こうしたくくりは今に始まったものではありません。かつては新人類と呼ばれる人たちもいました。

新人類とは何か?

新人類とは1980年代に使われた新語です。従来とは異なった感性や価値観や行動規範を持っている人たちを指す言葉でした。80年代に10代から20代だった人たちを指す言葉ですから、生年だと1960年代以降に生まれた人たちを指す言葉といえるでしょう。

どういう風に新人類だったのか?

新人類の特徴はどういうものがあったのかといえば、会社において組織の一員としての責任や自覚が希薄な人たちと評されたようです。さらに、社会そのものが物語であるという立場を取っていたといわれています。難しい言葉ですが、いわば現実を信じておらず、現実から逃避するような傾向があるといえばいいのでしょうか。テレビゲームに耽溺したり、あるいはロックミュージックや漫画やアニメなどに夢中になるオタク層も新人類と評されたのかもしれません。さらに、かつてのような厳格な父親のもとに育つといった家庭像が壊れていった時代に育った人たちも新人類と呼ばれました。

普通のこと?

さらには、当時普及をはじめたコンピューターなども、前の世代にとってはちんぷんかんぷんであっても、新人類はやすやすと使いこなせるともいわれました。デジタルに強い世代といいましょうか。これは今の若者像からしてみれば当たり前のことのように見えますが、80年代には驚きをもって迎えられたのでしょう。

今どきの若者は量産されてゆく?

こうして見ると「今どきの若者」という姿は、ある特定の世代に量産されるものではなく、むしろ偏在している、そういう風に見ることもできるのではないでしょうか。