ボウリングブームとは何だったのか?

かつて日本は空前のボウリングブームでした。全国各地にボウリング場が作られ、連日満員だったといいます。タモリも、芸能界でデビューする前にはボウリング場の支配人をしていたこともあるようです。

ボウリングブームとは?

ボウリングブームとは何だったのか、その歴史をあらためて振り返った本が笹生心太による『ボウリングの社会学〈スポーツ〉と〈レジャー〉の狭間で』(青弓社)です。本書は、まず日本にボウリングがどのように伝わり、なぜ広まったのかというブームの素地から研究をはじめています。

映画館とセット

さらにボウリング場は、映画館やレストラン、あるいはゲームセンターなどとセットで広まってゆきました。現在のラウンドワンのような施設が各地に存在していたのです。人が集まるところにボウリング場ありという時代があったのですね。

地域文化との関わり

そのためボウリングには地域文化との密接な関わりも見られました。ボウリングに関わる団体なども多く登場しています。それらの断片的な資料を組み合わせながら、著者はボウリングブームの実態に迫ろうとしています。タイトルにもある通り、本書はスポーツでもありながらレジャーでもあった、ボウリング競技からひも解かれる興味深い文化史であるといえるでしょう。