地域包括ケアとは?

現在、地域包括ケアという言葉に注目が集まっています。これは、高齢化社会が進行するにしたがって地方自治体が主体的に地域包括ケアシステムを作り上げていく必要性をとくものです。病院ばかりではなく、公民館や図書館などの行政サービス、さらには生活支援や専門的なサポートを行う人材育成などを有機的に連携しながら行っていくべきというものです。


理想と現実は?

とはいっても、理想と現実は違うものであり、なかなかうまくいかないものではないでしょうか。さらに、地域ごとに個性を出すといっても、大体同じようなものになってしまうのではないかといった懸念もあるでしょう。鎌田實による『「わがまま」のつながり方』 (中央法規出版)では、そんな地域包括ケアのケーススタディが記されています。

わがままに生きる

鎌田實は、長年長野県で医師として勤務し文化人としても発言しています。著者は、地域包括ケアの要は「わがまま」にあると述べます。なにかを押し付けられてそれを我慢して受け入れるのではなく、自分はこうしたいという主体性を持つことによって、老人が生きる悦びを得られる、そうしたつながりの重要さが説かれています。本書に記された例は、地域包括ケアにおいて行政側ではない、住民側からの要望を知るにあたっても示唆に富む内容が記されているといえるでしょう。

    
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