公共図書館はなぜ無料なのか?

街の公共図書館というのは、その街に住んでいれば基本的に誰でも貸出カードを作れます。さらに近隣の自治体や、その自治体へ通勤通学をしている場合なども貸出カードが作れます。さらに、最近では居住地域を問わずにカードが作れるところもあります。TSUTAYAが指定管理者となっている佐賀県の武雄市図書館などは、その1つです。こうした公共図書館は多くのサービスを提供していながら、完全無料というところが魅力です。そもそもなぜ公共図書館は無料で使うことができるのでしょうか?


無料原則はゆるがない

公共図書館は基本的に無料で利用することができます。この無料原則は揺らぐことがありません。なぜかといえば、公共図書館はあらゆる人に平等に図書資料を提供するという原則があるからです。例えば図書館の入場料を取る、あるいは納税額に合せて入場料の金額を変えるといったことは行われていません。図書館が赤字を出したとしても、それは、運営元である自治体がかぶるという原則があります。実際、公共図書館は予約数の多いベストセラーなどを大量に購入することなどによって負担が増えているといったことも指摘されています。しかし無料原則は揺らぐことはありません。

ペナルティーは?

しかし、公共図書館はあらゆる人間が利用できるため、さまざまな困った利用者もいます。例えば図書資料を借りたまま返さない者、あるいは破損して返すものなどです。こうした困った利用者に関しては、図書資料を破損、あるいは紛失した場合は、同じものを入手してもらい弁償してもらうという措置が取られています。しかし、長期延滞などに関しては罰金措置はありません。現在、導入されているペナルティとしては、貸出停止といったものです。その範囲内で対応できているというのが現状です。

公共図書館は無料利用の原則は揺らぐことはありません。それは図書資料をあらゆる人間に平等に提供するために必要なものです。これは自治体の負担増となっても、利用者に金銭的な負担を課すということはありません。情報のハブ、情報の宝庫としてどんどん公共図書館を利用したいものです。

「国会図書館地図室を使ってみる」の詳細を調べる

    
コメント