忘年会の歴史は?

12月は忘年会シーズンです。忘年会の次には新年会もあります。このシーズンはお財布の出費が多いといえるでしょう。そもそも忘年会という文化はどのようにしてはじまったのでしょうか。

複数の説がある

実は忘年会の由来ははっきりとはわかっていません。しかし、すでに室町時代には貴族の間で「としわすれ」といった言葉が使われていたようです。その年の労をねぎらうような形でお酒を飲んで騒ぐといったスタイルだったようですからすでに現在の忘年会に近いイベントですね。さらに、江戸時代において忘年会は貴族階級の間で行われていたようで、庶民にはほど遠いイベントだったことがわかります。

お金がない?

忘年会が庶民の間に広まらなかった理由はなんでしょうか。それは「正月の餅を買うお金もない」といった言葉に象徴されるのではないでしょうか。12月はお金を使い果たしてしまい「年を越せるか」といった瀬戸際の人たちも多くいたでしょう。そうした人たちにとって、年末にお酒を飲んで騒ぐような余裕はなかったのかもしれません。

無礼講も忘年会

さらに忘年会と切っても切れないフレーズが無礼講です。上下関係を抜きにして楽しもうといったことですが、もちろんこれは本音と建前が同居する日本社会のことです。無礼講によるトラブルも多くあるでしょう。この無礼講が広まったのは明治時代以降といわれています。確かに江戸時代はお殿様がいた時代ですから、そんな偉い人を相手に無礼講ははたらけません。もしそんなことをしたならば切腹ものでしょう。

むしろ新年会?

むしろかつては大事にされていたのは忘年会よりも新年会であったようです。確かにそちらの方が清々しい気分もありますし、おめでたいイメージもありますからね。いまでいうところの忘年会の歴史は古いものでも明治以降にできあがったものなのです。