事実は小説より奇なり、ドラマティックすぎる裁判傍聴のススメ

毎日、必ず行われている裁判。裁判の原則は“公開”なので、一部の例外を除いて誰もが裁判を傍聴することができます。一度も行ったことがないという方のために、裁判傍聴がどんなものなのかをお話しましょう。


■はじめて傍聴するなら刑事裁判を

裁判は毎日行われており、事前に申し込みなどは必要なく、思い立ったその日に行って傍聴することが可能です。ただし、傍聴希望者が多いと予想される事件については事前に傍聴券が配布され、希望者が多ければ抽選となります。

さて、テレビのニュースやドラマで放送されている裁判の多くは刑事裁判です。そういう意味でも、初めての人にもとっつきやすいので刑事裁判を傍聴しましょう。裁判所に行くと、その日に行われる裁判の予定表(開廷表と言います)がありますので、この中から、刑事裁判を探してみましょう。開廷されている場所を確認したら、法廷の「傍聴人入り口」から静かに入廷します。

■最初に傍聴する事件は「覚せい剤取締法違反」が無難

傍聴する事件は、最初は「覚せい剤」など薬関係のものが無難です。理由は、被害者が存在せず、ひたすら個人に反省を促すという流れが中心になるからです。強盗や殺人事件など、被害者が存在する事件は、傍聴に慣れている人でも聞けば聞くほど、非常にいたたまれない気持ちになります。精神的ショックを受けやすいと感じる人は避けた方がいいでしょう。また、被害者の家族や関係者が傍聴席にいるケースも多々ありますので、2人以上で傍聴に来た時は、事件の感想などを大声で話したりしないようにする配慮も欲しいものです。

■事実は小説より奇なり、を実感できる

ドラマでの裁判に、裁判官が木槌を打って「静粛に」と言ったり、弁護人が「異議あり!」と叫ぶシーンが見受けられますが、現実の裁判では木槌は使いませんし、「異議あり」のセリフもごくまれにしか出てきません。しかし、弁護士や検察官のやりとりから被告人の行動や裁判での様子を見ていると、本当に人には様々なドラマがあるのだなと感じさせられます。下手な小説を読むよりはずっとドラマティックだからこそ、裁判傍聴が好きだと言う人も出てくるのでしょう。

筆者が行くのは主に東京地方裁判所ですが、併設されている食堂は小皿がついて500円というカレーセットなど、お得感たっぷりのメニューがたくさんあります。裁判所に行ったら。こんなところもチェックしてみてはいかがですか。

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