意外かもしれませんが、「決闘」は罪です!

決闘というと、白い手袋を叩きつけて申し込む姿が思い浮かびますよね。以前は「タイマンをはる」なんて使い方をされていたことも。実は「決闘」をすると罪になること、ご存じでしたか?


久々に聞いた?「決闘」という言葉

福岡の中学生が「決闘」を約束し、LINE上で約束をしたために見物人が100人も集まったというニュースがありました。こんなニュースがあって「決闘」という言葉を久しぶりに聞いたなんて人もいるのではないでしょうか。この福岡の中学生らは決闘の容疑で書類送検されていますが、実は決闘は刑法で罰せられる罪なのです。報道された限りでは、比較的最近のものでは2011年8月に京都府警がやはり中学生の決闘について立件しています。適用されることが珍しく稀なので、かえって報道されてしまうのでしょう。

明治22年に制定された古い法律

決闘罪は正式には「決闘罪ニ関スル件」というもので、明治22年に制定された法律です。この以後、改定されたこともなく、長く残っている珍しい法律と言えるでしょう。今回の事件のように中学生などを中心に決闘が行われることがあれば当然適用されます。主に非行グループや未成年の暴走族グループの中で行われることが多いため、中学生くらいの年齢の子供らが書類送検されることがあるのです。また、決闘を行って相手にケガを負わせたり死なせたりした場合はそれぞれ傷害罪や殺人罪が適用されます。

決闘は申し込んだだけで罪になる

「決闘罪に関スル件」を見てみると、決闘を申し込んだ人はもちろん、申し込まれた人、立ち会いを約束した人、決闘の場所を提供した人にそれぞれ懲役6月以上から最大5年以下の懲役刑が設定されています。決闘に関わった者はほとんど全員が罪になります。この罪、そもそもは、江戸時代には仇討という形で決闘が行われていたこともあり、これを禁止する趣旨ではないかとも言われています。1980年代には1対1のケンカのことを「タイマン」と呼ばれていました。当時「ツッパリ」と呼ばれる不良少年の間で使われており、漫画でも描写されていました。

適用されるケースが少ないため、今回のようにニュースになると、ある意味珍しい事件というニュアンスで伝えられることがあります。しかし、いっぽうで決闘に関わった人は全員罪になるという厳格な法律でもあるのです。

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