アスペルガー使い

みなさん、「アスペルガー症候群」というのをご存知でしょうか。最近ではアスペルガー症候群の理解が急速に広まり、名前を聞いたことがある人も多いかと思います。「症候群」というとマイナスイメージがありますが、今回はアスペルガー症候群の人が持ち合わせている優れた能力を紹介します。


■アスペルガー症候群の特徴

一般的にアスペルガー症候群を持つ人、すなわちアスペルガー使いは他人の情緒を感じることが難しいと言われています。実際のところ、アスペルガー症候群は病気ではなく、脳機能の偏りによるものです。勉強するのが苦手、スポーツが苦手な人がいるのと同じように、アスペルガー使いは感情を読み取るのが苦手なだけなのです。

また、彼ら彼女らはそういったことが苦手な反面、アスペルガー症候群では無い人と比べて抜きん出た能力を持っている場合が多いです。例えば

  • 高い言語能力
  • 優れた記憶力と豊富な知識
  • 持続する関心や情熱
  • 物への純粋な関心

などです。

■アスペルガー使いができること

アスペルガー症候群には、よくも悪くも目立ってしまう特徴があります。大きく分けると3つあり、「コミュニケーション」「社会性」「想像力」です。

1. 思ったことを口にできる

1つ目は「正直で素直」な人が多いという特徴です。アスペルガー症候群と聞き、みなさんが真っ先に思い浮かぶのはこの点だと思います。ストレートな物言いで、人によってはアスペルガー症候群の人とのコミュニケーションが難しいと感じてしまうでしょう。

しかし、ストレートな物言いが役立つときもあります。例えば、無駄な会社の会議です。何も進まない、何も決まらない会議は無駄でしかないですよね。かといって、上司にストレートに言うのははばかられる。そんな会議を終わらせる力を持つアスペルガー使いは本当に有難いの一言です。

確かに、アスペルガー使いにも苦手なことはあります。恐らく、接客業などサービス業には向いていないでしょう。ですが、そもそも人は全てのことが上手にこなせることとこなせないことがあります。アスペルガー症候群ではない人が得意でないことを持っている様に、アスペルガー使いも得意じゃないことがあるということです。

2. 積極的な発言ができる

2つ目は興味が有ることに対して「どんどん発言できる」点です。

生産的な話がしたい場、例えばビジネスでの話し合いでは空気を読まない積極的な発言は非常に役に立ちます。多くのビジネスマンは、例えビジネスの場だとしても同僚や上司の顔色を伺いがちです。というのは、例えビジネスの場の喧嘩が他のシーンにも響いてしまうかもしれないと考えるからです。

しかし、ビジネスの場では「会社の利益」が重要です。相手を慮った結果、会社の利益にならないのだけはどこも避けたいはずです。そんな場面を避けられる、「積極的な発言」というのはビジネスマン的な考えからすると羨ましい才能ではないでしょうか。

3. 行動力がある

3つ目は「抜群の行動力がある」ということ。寄り道せず、一直線に目標に向かうことができる、つまり最短距離で目標へ突き進めるというのは、我々の短い人生を有効に活用できている証拠です。やりたいことがあっても、脇道にそれながら蛇行するのが多い中、やりたいことに向かって一直線できる能力というのは圧倒的に効率が良いです。

確かに、アスペルガー症候群の人は人の話を聞かないと言った特徴があると言われています。しかし。上手に彼ら彼女らをディレクションする、導いて上げさえすれば抜群の成果を出すことは間違いありません。あなたのマネジメント能力の真価が問われる瞬間です。

アスペルガー症候群の社会認知が広がる一方で、アスペルガー症候群の人間は「頭の良い人」であるとか、「ちょっと変わった人」という一種のステレオタイプ化が進んでいる風潮に警鐘を鳴らしている。加藤自身、診察で否定しても「自分はアスペルガー症候群に違いない」であるとか、対人関係がうまくいかないことに「アスペルガー症候群でこうなった」と決め付け、食い下がる患者が多いと言われています。

日本ではアスペルガー症候群の人も普通に暮らせているかと言われたら、答えはノーです。それ故、彼ら彼女らも快適に暮らせるような社会設計が必要になることでしょう。

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