ネオ実話誌ブームとは何か?

10年一昔とはよくいわれたものです。10年前を振り返ってみると今とは違った世界が存在することがあります。出版界、特にサブカルチャーシーンにおいて10年前に局所的に起こったブームといえはネオ実話誌ブームでしょう。


オヤジ系週刊誌ではない?

実話誌といえば、老舗の『アサヒ芸能』や『週刊実話』などがよく知られています。これらの雑誌にはギャンブルや芸能ゴシップといった男性向けに特化した記事が多く掲載されていました。その実話誌を洗練、過激化させたものとして登場したのがネオ実話誌です。多くの出版社によって発行されましたが、その中でも代表格といえばるのがミリオン出版の『実話ナックルズ』と、コアマガジンの『実話マッドマックス』でしょう。実話誌路線の雑誌とともに、世の中の裏ネタをマンガで紹介する『漫画ナックルズ』と『劇画マッドマックス』も創刊されました。漫画雑誌には、エロ、劇画、アングラなど多くの分野の漫画家多く参加しており、バラエティ豊かな誌面を作り上げていました。そこには面白ければなんでもありの、ごちゃまぜメディアの魅力があったといえるでしょう。

いまは1つだけ

2017年4月現在、ネオ実話誌の中で生き残っているのはミリオン出版の『実話ナックルズ』のみです。時代の変遷を感じさせます。

    
コメント