新聞を芸人式に読む

新聞を読め、とはよく言われることです。一般常識が手に入る、時事ニュースに関しての話題が手に入るなど、さまざまなメリットがあります。しかしながら、新聞を読むのが苦痛、苦手という人は少なくないでしょう。その新聞を面白く読む、楽しんで読むにはどうすればいいのか。そうした疑問を抱いた時にヒントを示してくれるのがプチ鹿島による『芸人式新聞の読み方』(幻冬舎)です。

時事芸人の味わい方

著者は「時事芸人」を名乗ったお笑い活動を続けています。『東京ポッド許可局』のメンバーとしてもおなじみですね。世の中を斜めの視点から見る、といったことに長けた人物です。それの基礎となるものはプロレスファンゆえというのもありますね。虚実入り混じったプロレスを、時事ネタや政界のバトルゲームなどに重ね合わせれば、その味わいを感じられるのです。

キャラクターがある

著者が各新聞に見出すのはキャラクターというべきものです。「日刊ゲンダイ」は血気盛んな学生運動の闘志といったイメージがありますし、「朝日新聞」の社説は大御所の師匠の御説として読んで見るといった視点があります。そうして見ると、すっと当てはまるものもありますね。人間関係などで「あの人はこういう人だから」となかば諦めるように解決することはありませんか。それをメディアに当てはめてみると見事に合致するものがあると言えるでしょう。そうして見ると、新聞も実は人間くさいメディアなのかもしれません。