祖国戦争と、大祖国戦争

第二次世界大戦は地域によってさまざまな呼び名が使われています。日本では主にアメリカと戦った太平洋戦争が有名でしょう。第二次世界大戦はロシアと旧ソ連においては大祖国戦争と呼ばれています。


祖国戦争の呼び名も

大祖国戦争より前に、フランスのナポレオンがロシア帝国へ進行した戦争を、ロシア、旧ソ連では祖国戦争と呼ばれています。一時期はナポレオンによって首都モスクワを制圧されるまでに追い詰められますが、その後に訪れた厳しい冬を前にフランス軍が、ロシア軍を打倒しきれず食料の入手にも失敗したことから徹底を余儀なくされます。ロシアは祖国を守りきったのです。それは冬の厳しさが功を奏したともいえますが、まさにロシアの大地がもたらした勝利であるとも言えるのではないでしょうか。

大祖国戦争

次の大祖国戦争は、第二次世界大戦においてナチスドイツがソ連へ侵攻したことからはじまります。この戦争はソ連が掲げる共産主義と、ナチスドイツのファシズムとのイデオロギーの戦いであるとも位置づけられています。この戦争は、はじまる前から大祖国戦争と名付けられていました。いわば、国家に対するイデオロギーの戦いであると宣伝工作をソ連は行ったわけです。この戦争は、ソ連におけるドイツとの戦いのみにつかわれるもので、満州侵攻や、あるいはヨーロッパの西部で行われた戦いは大祖国戦争には含まれていません。

    
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