子どもの虐待の実態を知る

子どもの虐待というのは痛ましいものです。犠牲者も出ている今、なんとかしなければいけないと思う人は多いでしょう。しかしながら、家庭の中で起きている出来事に対してはっきりと踏み込めないといった実情があるのも確かです。

何がどうなっているのか?

そうした現代の社会問題において、課題であると言える子どもの虐待について学べる本が、保育と虐待対応事例研究会による『保育者のための子ども虐待対応の基本: 事例から学ぶ「気づき」のポイントと保育現場の役割』(ひとなる書房)です。これは保育園や幼稚園などで従業している人たちへ向けた、子どもの虐待を知覚するためのマニュアル本というべきものです。しかしながら、ここには、子どもの虐待をめぐるリアルな現状が報告されているとも言えるでしょう。

違和をとう形にするか

本書でポイントとされているものは、最初に感じる小さな違和感をどのように問題としていくかです。いわば、本人の違和感だけで終わってしまうのか、それを共有することによって、しかるべき相談機関へと向けられるのかといったことですね。小さなポイントであるからこそ大事なことというものはありますからね。

社会問題としての虐待

本書ではシングルマザーによるネグレクト、育児放棄といったものもフォローしています。社会のいまここで起こっている問題について真摯に向き合った本だと言えるでしょう。