100年後の日本人とは?

100年先というのは、どのような世界が待っているのでしょうか。それを想像しようにも、なかなか思い浮かばないといったこともあるでしょう。


未来をのぞいてみる?

苫米地英人による『百年後の日本人』(角川春樹事務所)は、気鋭の脳機能学者による著者による大胆な100年後の予測になります。本書で取り上げられている内容は、実に大胆なものも多くありますが、それは現代においてすでに萌芽が存在しているものも少なくありません。そこにおいては、読む人にとってはイマジネーションを上手く働かせるといったこともできるのではないでしょうか。

どうなっているのか?

例えば本書でキーワードとして取り上げられているのは、中国の台頭がありますね。それはすでに予測の範囲内にあるとも言えますが、その台頭がどのくらいの規模で起こり得るのかといった部分に興味を持っている人はいるのではないでしょうか。さらに、もうひとつ中国の台頭と入れ替わるように予測されるのがヨーロッパの衰退です。ユーロの導入などによって統一された共同体を志向しているヨーロッパは、民主主義と寛容社会の限界をもと呈しつつあります。そうした国際情勢のゆくえについて本書では取り上げられています。

語りによる未来予測

本書の特徴としてもう一つあげられるものがあるとすれば、語りによる形式が取られているためでしょう。書き下ろしではなく、語り下ろしという形を取ることによって、そこでは自由な議論がなされています。それはちょっとした他愛ないおしゃべりなどを含むものですが、そうしたファジーな部分において本質を捉えているということも場合によってはあるでしょう。さらに著者は、天才系の人物として知られていますから、どこかで聞いたような議論や言葉といったものに留まらないサービス精神に溢れる言葉があるのも面白く読めますね。

    
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