パワハラ被害、泣き寝入りしないために

パワハラ、とはよく聞く言葉ですが、では、具体的にどのようなものがパワハラと言うのか、知っていますか。厚生労働省によると、職場のパワハラとは、「同じ職場で働く者に対して、職務上の地位や人間関係などの職場内の優位性を背景に、業務の適正な範囲を超えて、精神的・身体的苦痛を与える又は職場環境を悪化させる行為」と定義づけています。今、日本では鬱病が増えていますが、背景にパワハラがあることも少なくありません。では、パワハラに被害にあったときにどうすればいいのでしょうか。対策をまとめてみました。


■自分の職場の相談窓口に相談してみる

企業によっては、パワハラやセクハラなどの相談を受け付ける窓口を設置しているところもあります。また、企業単独ではなく、労働組合が行っていたり、労使が共同で行っている場合もあります。まずはアクセスしやすい窓口を探してみましょう。

■職場に窓口がない、または窓口に問題がある場合

日本労働組合総連合会、全国労働組合総連合などに連絡すれば、そこで相談をすることも可能です。また、最近ではNPO法人などの独自の相談窓口も整備されつつあり、代表的なものにはNPO法人労働相談センター、働くもののいのちと健康を守る全国センターなどがあります。都道府県労働局に相談して、個別労働紛争解決制度を利用すれば、「斡旋」という形で解決を望むこともできます。

■証拠集め

パワハラを受けた日時や場所、誰になにを言われたか、どんなことをされたかなど、メモをとるようにしましょう。事実認定のために、できるかぎり客観的に窓口の担当者に伝えることが大切になるからです。
また、被害を立証する場合、目撃者などの証言も欠かせません。そのため、被害を受けたときに誰がいたかも記録しておく必要があります。

■解決へ

最終的には、窓口へ相談→パワハラの事実認定→担当者がパワハラの行為者から話を聞く、という流れになります。
ここで謝罪で終わるか、斡旋が行われるか、法的責任を追求するかはそれぞれの場合によります。

パワハラは上司から部下だけではありません。新人社員という特権を使って、上司へパワハラを行う例も見られます。泣き寝入りをしないで、まずは窓口に相談してみましょう。

「職場で他人を傷つける人たち(香山 リカ)」の詳細を調べる

    
コメント