DVや虐待をする親は3パターンに分けられる

実はDVや虐待をする親をひとくくりにしてとらえることはできません。DVや虐待をする親は3つの層に分かれています。


■DVや虐待をする親3パターン

1. 自分は子どもを愛せないと悩み、虐待をしてしまうのではないかと恐れている。また自分も親からの虐待を受けて育ったことに自覚的であり、世代間連鎖を恐れている。

2. 強迫神経症などの既往歴があり、育児に対して困難を感じているが、自分なりの方法に問題を感じていない。またアルコールや薬物依存の問題をかかえている。

3. 低所得層・低学歴であり、原家族も崩壊している。未成年時に同棲・妊娠・入籍・出産といった経過をたどり、親になることに対する覚悟がまったく欠如している。

一般的には1. の層が虐待をしてしまうように考えられていますが、実はこの人たちは自分の問題を自覚し、悩むことができているという点できわめて能力の高い人たちである。この人たちの育児に問題がないとはいえないが、決して子どもを殺したりはしません。

問題は2. と3. の層です。この人たちはみずからの育児行為が虐待であるという自覚はありません。多くは自分は子どもの被害者であると考えたり、子どもを邪魔に思っています。「子どものせいでこんなに自分は苦しい」と感じています。

■なぜ子供にDVをしてしまうのか?

家族とは「権力構造」といえます。「支配と被支配の場」だったのです。その権力構造は夫から妻へ、親から子どもへという支配と被支配の関係の複合体として成り立っています。しかもその支配はややこしいことに、私物化という心性を基盤とした「愛情」として表現されています。

このような関係の場が外部から閉ざされれば、その権力はいっさいの検証なしに露骨に純化してあらわれるのです。児童虐待は、閉ざされた核家族の親(父、母)から子どもの私物化であり所有といえます。妻は自分のものだと思うからこそDVはおこなわれます。そして暴力をふるっている男は私物化を「愛」と同一視しているがために、「こんなに妻を愛しているのに」と嘆いたりするのです。妻だけは(家族だけは)外の社会とは異なり自分の思うがままになるはずだという、きわめて偏った自分中心の思い込みも、家族がプライバシーという名で閉ざされているからこそ可能になる暴挙がDVなのです。

DVをしやすい3パターンに自分があてはまっていないか注意しましょう。

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