浦安看護師殺人事件の水面下捜査方法

今年4月に千葉県浦安市のマンションで仙台市の看護師・長谷川かなえさん(23)が刺殺された事件で、21日夜に殺人容疑で同マンション5階に住むIT企業社員・西岡大志容疑者(26)が逮捕されました。浦安・看護師殺人事件では、警察が水面下で行っていた捜査がうまくいき事件解決となりました。今回は浦安看護師殺人事件の水面下で行われていた警察の捜査方法を紹介します。


■防犯カメラのデータ分析

マンション内には3つの防犯カメラがありました。防犯カメラの映像から犯行時間帯が住人だけと警察は判断。マンションの防犯カメラには、西岡容疑者の後からオートロックの玄関を通り、マンション内に入る長谷川さんの姿が映っていました。オートロックの玄関で同時に入ったのは西岡容疑者だけだったのです。長谷川さんは友人が入れた合鍵を郵便受けから取り出そうとして、西岡容疑者に部屋番号をのぞき見されたと予想されます。カメラには、エレベーター内で西岡容疑者が何かを拾うような姿も映っていました。
 

■徹底した住人捜査

防犯カメラから住人の犯行との疑いを強めた警察は、入居者全員にDNA鑑定と靴跡、指紋の徹底調査を行いました。この捜査より、犯行現場に落ちていた髪の毛が西岡容疑者のDNAと一致し、逮捕へとつながりました。
 

■初動捜査を重視

大量の捜査員を投入し、現場からたくさんの資料を収集。オウム真理教高橋容疑者の逮捕でもいえますが、徹底した「データ収集」から「データ分析」が事件の早期解決につながっています。少しずつ科学的に証拠を集めていくことが大切になってきています。浦安看護師殺人事件は初動捜査がうまく機能し、早期解決につながった事件といえます。
 
(参考情報)
西岡容疑者は大阪府出身で、2010年に立命館大を卒業後、都内のIT関連会社に入社。社宅である現場マンションに入居。システムエンジニアとして勤務。月収は手取りで30万円前後あり、生活には十分な収入があったようです。西岡容疑者は「盗み」の目的で今回の事件を起こしたとされています。
 

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