沖縄レイプ事件はイラク戦争からも繋がっている

10月16日に沖縄で起きたアメリカ軍海兵によるレイプ事件。この事件に限らず、沖縄ではアメリカ兵士による犯罪が後を絶ちません。近年ではアメリカと日本の間での密約の存在が確認されており、表沙汰にならなかった事件が数多くあることが明らかになりました。彼らによる犯罪は世界各地で数多く起こっています。なぜこれほどアメリカ軍兵士は犯罪を犯すのでしょうか。その背景には圧倒的な兵士不足が隠れていました。


兵士不足による質の低下

2003年に始まったイラク戦争でアメリカは多大な負債をかかえ、毎年1万を超える兵士を消費してきました。ベトナム戦争後は志願兵で構成されているアメリカ軍ですがイラク戦争開始時において、長期的に戦争を続けるための兵士が足りていませんでした。兵士不足を解決するために米国政府が採ったのはアメリカ兵志願時の

精神適性検査のハードル下げ

でした。

精神適性検査のハードル下げ

まともな人間ばかりがアメリカ兵になっていると思ったら大間違い。アメリカ兵の中には精神異常者が多くいます。その原因は入隊時に行う精神適性検査のハードルの下限を更に下げたこと。かつてなら戦場に出せない精神異常者も戦場に送り込まれるようになりました。それに加え、状況を悪化させた要因は刑罰の軽減を求めてアメリカ軍に入隊した人々の存在でした。

戦争に行くと恩赦が受けられる

恩赦とは罪を軽減してもらうこと。戦争に行く事で懲役期間が減る可能性があるということで罪人たちも戦争に参加しました。これも当然犯罪率の増加に繋がるのは明らかです。しかし、これでも人が足りないということでブッシュ政権は兵士を外注することにしました。

傭兵の増加

足りない分は外から持ってくれば良いということで、ブッシュ政権は民間企業から兵士を雇うことに決めました。その結果、起こったのがブラックウォーター事件です。ブラックウォーター社の傭兵がイラク市民を虐殺してしまうという有名な事件となりました。

高学歴層が入隊しない

ところでそもそもモラルがある人は入隊しないのでしょうか。答えはNoです。モラルがあると考えられる高学歴層やそれに準ずる層がアメリカ軍に従軍する割合は非常に低くなっています。その数字はかつてに比べ10分の1とも言われています。

以上の政策の末、イラクなどでの銃乱射やレイプ事件に強く影響を及ぼしました。沖縄に傭兵が来ないにしても、アメリカ兵の質の低下は沖縄にも伝わっていると考えられるのではないでしょうか。

アメリカ兵の質の低下は沖縄における犯罪の大きな部分を占めますが全てではありません。沖縄側にも問題が存在する、特に政治の部分で存在するのは確かです。この事実を知った上で、沖縄やアメリカ軍関係の本を読むとより楽しめると思います。

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