小説から学ぶ!4ステップで見る、カルト宗教団体のお金の巻き上げ方

オウム真理教に始まり、最近でも勧誘行為の激しいカルト宗教団体は少なくありません。普通に暮らしているひとにとっては迷惑以外の何者でもありませんよね。でも、悲しい体験をした後なら、ころっと信じて、ついて行っちゃいそうな気がしませんか?そして多額のお金を巻き上げられることに…?貫井徳郎さんの推理小説『慟哭』は、そんな悲しい男の哀愁漂う一冊です。皆さんはそんな経験をしないためにも、カルト宗教団体のお金の巻き上げ方をぜひ心得ておきましょう。


■ステップ1. 「あなたの幸せを祈らせてください」

顔を上げると、そこには可愛らしい女性が純粋そうな笑顔で微笑んでいます。…見るからに怪しいですね。普通は無視するところです。しかし、主人公はある事情で娘を亡くして、悲しみのどん底状態。一度は断りますが、女性の笑顔が忘れられず、入会してしまいます。

■ステップ2. 「あなたはもっと上の地位にいるべき人だ」

そこからは、どんどん金銭をせびられるお決まりの流れが始まります。一般信者に紛れ込んだ団体幹部に唆されて、団体内での階級を上げるために何百万もの金を寄付してしまいます。普通なら誰か止める人がいそうですが、彼には娘も、妻も、誰もいなかったのです。

■ステップ3. 「特別な儀式に興味はありませんか?」

徐々に団体内での地位が上がり始めた主人公。孤独が故に、金に糸目はつけません。団体の中でも一部の「優良」会員しか参加できない、黒魔術的な怪しいイベントに誘われ「選ばれしものたちよ、願いを叶えるためにもっと団体に援助するのだ」と洗脳されてしまうのです。もうここまでくるとマインドコントロールの支配下。誰が何を言っても聞く耳持たずでしょう。

■ステップ4. 「いくらでも払います、だから…」

すっかり黒魔術に魅了されきった男は、自分の娘を生き返らせるために自ら黒魔術を始めてしまうのです。恐るべきバイタリティ。しかもそのために、身代わりの少女を誘拐しだしてしまい…。

主人公はどうなっちゃうんでしょうか。現代の黒魔術は、犯罪に繋がりかねないのも恐ろしいところです。とりあえず、悪徳宗教、ダメ、ゼッタイ!

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