海外の刑務所事情は?

海外で犯罪を犯した場合、その国の法律によって裁かれることになります。場合によっては死刑判決を受けることもあり、海外で犯罪を犯すことは非常に大きなリスクがあると考えられます。

生還した男?

竹澤恒男『求刑死刑 タイ・重罪犯専用刑務所から生還した男』(彩図社)は、タイと日本の間で覚せい剤の密輸を繰り返し逮捕された男性の手記です。死刑判決を受けてタイの刑務所に収監されますが、特赦により出国を果たしました。

足かせのある刑務所

筆者が収監された刑務所は重犯罪専用の刑務所です。受刑者はすべて足かせをつけられる場所です。動く時はジャラジャラと音がするので、手に持って歩くことになります。

腐敗した刑務所内部

さらに海外の刑務所は日本に比べて自由度が高い分、腐敗も進んでいます。刑務所の中ですら麻薬の密売が行われ、さらに刑務官たちは賄賂で買収されています。死刑を受ける前に別の理由で自分が死んでしまうのではないか、そうした生命の危機も感じられる場所だったことでしょう。さらに筆者自身は、日本から物資を送ってもらい、それを日本製品として刑務所内で売りさばくビジネスもはじめます。本書には、同じ刑務所でも日本とは違う場面が随所に感じられます。これを反面教師として、海外で決して犯罪を犯してはならないと知らしめられる本だといえるかもしれません。